水虫は適切な治療を行えば治る病気です。にもかかわらず途中で治療を止め、結局夏が来るたびに再発をくり返している患者さんが多いのです。なぜ水虫を繰り返すのでしょう? 多くの患者が治療をし始めてから以下のことを感じます。 ■かゆみが治まった ■水疱が消えた ■グジュグジュしなくなった ■ズキズキした痛みがなくなった ■塗っていても良くなったと感じない このように勝手に判断し途中で治療を止める人が多いのです。 水虫で一番重要なことは「素人判断」をしないということです。 |
水虫の種類、感染部位などにより治療期間は異なります。ただ、いったん治ったように見えても、菌は活動を休止しているだけ。足の皮膚は角質層が厚いため、皮膚の中に菌が潜んでいることが多いのです。菌は再び活動を開始する時期をねらっているので、症状がなくなったあとも1ヵ月間は根気よく治療を続けましょう。また医師の指導の下、皮膚が新陳代謝する期間にかけて治療を行うこともあります。勝手に自己判断で中断しないことが大事です。