水虫を治す
水虫薬の仕様とその効果 外用薬編
水虫薬のはじまり
水虫の外用薬は、イミダゾール系と呼ばれる抗真菌剤が市場に登場する以前と以後とに大きく分けることができます。
◎イミダゾール系以前の抗真菌剤として広く使用されたのはヨードチンキやサリチル酸など。抗真菌力は非常に低いが刺激は強く、皮膚の角質を溶かす作用をもちます。
◎1970年代なかばに登場したイミダゾール系と呼ばれる抗真菌剤は、白癬菌に対する抗真菌力が高いばかりでなく、ほかの菌への作用範囲も広く、副作用も少ないものとして一時代を制しました。
最近の水虫薬
◎現在販売されている外用抗真菌薬は、これまで医療用に使われていた成分を含み、効き目がいっそう強力になった新世代薬、「スイッチOTC薬」といわれるものです。患部に薬剤が長くとどまることにより、1日1回の適用で済むのが特徴です。
