Hisamitsu®

水虫を治す

水虫薬の仕様とその効果 内服薬編

内服薬は医師の処方によってのみ用います。外用薬で治療してもなかなか治らない場合や症状を悪化させたくない、などの場合に薬効が長く患部に留まる内服薬が有効な場合があります。

イトラコナゾール

イトラコナゾールは、真菌の細胞膜の合成を妨げます。他薬剤との併用に気をつける必要があり、定期的な肝機能、血液機能検査をするなど、十分な医師の指導のもとに用います。

※イトラコナゾールは内服薬の他に、注射薬もあります。

テルビナフィン

テルビナフィンは、真菌の細胞膜の合成を妨ぎ、他薬剤との併用での相互作用は少ないものの、「イトラコナゾール」と同様に十分な医師の指導のもとに用います。

※テルビナフィンは内服薬の他に、外用薬もあります。

水虫トリビア04
イラストレーター
土橋とし子さん、
小学3年の作文で父親の水虫を語る
「うちのおとうちゃんは……水虫と痔に苦しんでいます。……帰るなり靴下を脱ぎます。靴下はかなり臭います。おとうちゃんは気持ちよさそうに右足、左足を交互にガシガシかきむしります。そんなおとうちゃんのひと仕事の後、我が家の夕食です」
イラストレーターとして活躍している土橋とし子さんが小学校3年のときに書いた作文です。子ども時代から修行時代を経て上京するまでの思い出を綴った『極楽さん』(晶文社刊)に収録されています。著書に度々登場する父親、けっこう恥ずかしい部分まで暴露されてしまったと周囲から同情の声しきりとか。
水虫トリビア05
ナポレオンの軍服の胸に
隠れている手は
水虫をかきむしっていた?
ナポレオンの肖像画の片腕は軍服のなかに隠れています。偉そうにみえるその腕の先にあるものは体部白癬(タムシ)。ひどいかゆみに一時も手を休めることができなかったとか。ナポレオンが水虫(体部白癬)に悩まされる様子は、横光利一の短編小説『ナポレオンと田虫』に克明に描かれています。「もしできるのであれば、イタリーと腹のタムシを交換したかもしれなかった」ほどに壮烈なタムシとの戦い。美しい妻をめとっても胴衣を離すことなく、ついに醜悪なタムシの瘢痕を妻に見られ、翌日にロシア遠征を決意したとも書かれてあります。